賞金5万円&文星芸術大学A特待

アート部門

「意識の淵」

金安 七海さん

授業中に襲い来る抗いがたい睡魔と、それと闘いながらも意識が「淵」へと沈みゆく、学生時代の普遍的な「あるある」な瞬間を描きました。眠気を表現するのに描き込みを頑張りました。また質感の違いにも注意して描きました。

選評:総合造形専攻 准教授 中村 寿生

授業中の睡魔と闘う情景を描いています。意識は遠のいているのだけれど、かろうじて残っているという危うい状態を、意図も克明に描き切っている力作です。隣にこんな学生が居たら、ちょっぴり笑いながら、先生に気が付かれないように起こしてあげたい。背中の後ろの空間に奥行きを持たせているところが、意識の遠のきを現しているようで面白い。左右の手の大きさが違ってみえるところも非現実感が出ていて効果的だとおもう。


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「Diversity」

春 さん

この作品には「多様性が叫ばれている現代においても、それはまだ“実現されたもの”ではなく、真の意味での多様性は、もしかしたら永遠に実現されないのかもしれない」という思いを込めました。
私は2年間の留学の中で何度か差別を受けた経験があります。そのときの痛みや、長い歴史の中で白人が他人種を差別してきたという背景もあって、「白人は差別をする存在だ」と、いつの間にか自分の中で決めつけてしまっていました。だからこそ、実際には優しく接してくれた白人の現地の人たちに対しても無意識のうちに壁を作ってしまっていました。しかし、自分が新しい形の差別を生み出してしまっていることに気がつきました。
作品ではフェルメールの『真珠の耳飾りの少女』をオマージュしました。というのも、美術史に残る多くの有名な絵画のモデルは白人です。そのこと自体が芸術の世界においても“多様性”が偏っていたことを象徴していると感じたからです。顔はブロックのように分割されていて、それぞれが異なる人種の特徴を持っています。でも、ブロックはでこぼこと噛み合っておらず、完全には一つになれていません。今の社会が目指している「多様性」は、まだどこか表面的で、形だけ整えようとしているようにも感じます。右下に描いた透明の手は、肌の色に縛られない存在。そして同時に、過去に差別されてきた人々の声なき存在、“幽霊”のような存在でもあります。そこには、見えないけれど確かに在る痛みや記憶を表現しました。
背景には、日本の着物の柄を取り入れています。これは、自分のルーツである日本文化への敬意と、「私はどこから来て、今どこに立っているのか」を見つめ直す意味を込めました。色とりどりの模様は、さまざまな文化や価値観が交差しながらも、それぞれが持つ美しさを壊さずに共存している様子を象徴しています。
この作品を通じて伝えたいのは、「差別」というものが決して一方通行ではなく、誰もがいつか、どこかで、加害者にも被害者にもなり得るということ。そして「多様性」とはただ掲げるだけでなく、それぞれの違いとどう向き合い、受け入れ合っていくのか。その問いに私たちは今も向き合い続けなければならないのだということです。

選評:デザイン専攻 教授 佐々木 悟郎

多様性がテーマになっています。フェルメールの作品をモチーフに鉛筆によるドローイングで、ある種のキュビズム的な手法を取り入れて描かれています。バックは対比的に植物のモチーフが抑えられた色調でパターンのように配置されて、この女性の心理の部分を表している様にも思えます。ご本人の作品のコメントから自分の体験を通して得た深い情感が伝わってきました。

「放課後フロート」

面田 茉優 さん

放課後、友達とカフェに行った時、頼んだフロートが思ったよりも大きくて、とてもワクワクしたことを思い出しながら描きました。
「フロート」という言葉には“浮く”という意味もあります。
この作品では、その言葉どおり、嬉しさやワクワク、期待感で心がふわっと浮かぶような瞬間を表現しています。
また、グラスやレースなどの細部も丁寧に描き込みました。
ぜひ、そうした細かいところにも注目していただけたら嬉しいです。

選評:マンガ専攻 教授 堀江 一郎

おそらく友人との誕生日祝いで学校帰りに立ち寄ったファミレス。日常の中に訪れたカラフルな瞬間を切り取った一枚。人物はマンガ的に。ディテールは写実的に。ガラスや金属、液体やクリームといった質感の描き分けが見事で、パフェと人物の両方に主役としての存在感がある。パフェのパチパチ音や食器がぶつかる音が聞こえてくるようで、引き込まれる作品である。

「揺蕩いのモノクローム」

鈴木 琳賀 さん

兄がゆらゆら揺れながらこちらを振り返ってくるところを、トンネル越しに覗く海と共に写真に収めました。彼はハンモックチェアに座っています。元はカラフルなトンネルでしたが、吸い込まれてしまいそうな感じを強調したかったので、迫力の出る白黒の作品にしました。ちょっぴり異質な感じが表現できたと思います。

選評:デザイン専攻 教授 細田 秀明

構図と白黒のバランスが実際の風景以上の感情を呼び覚ましてくれる作品だと思います。

「くつ」

石濱 詩桜 さん

とにかく本物みたいになるように努力しました。

選評:デザイン専攻 准教授 宇佐美 朱理

細部まで細かく意識して制作出来たことが伝わります。質感がとても良いです。モノを観る事、観察が出来るという事はとても大事なことです。これからも造形力を上げていくことで、個性がある作品が作れるでしょう。頑張ってください。

「私の青春」

大森 暖乃 さん

感情的になった出来事も、時が過ぎれば思い出となり熱は冷め、何故あんなに感情的だったのかと悔いることはありふれているでしょう。そんな経験を糧に人は成長し変化すると思います。この作品の少女たちも同様です。

選評:マンガ専攻 教授 堀江 一郎

あることをめぐって喧嘩別れした友人と期せずして再会。そしてまさかの展開へ。二人の少女の心の動きがしっかり描かれ、もっともドラマ性が高かった作品。ついつい熱くなったり突っ走ったりする「若さ」が客観的に捉えられていて、作者が高校生であることを忘れそうになる。豊かな将来性を感じさせる作品。

「ただいま、、、あ!」

岡田 すず さん

帰ってきて玄関を開けたら、出迎えてくれた猫と目があったというシチュエーションを描きました。絵を見た時どの角度から見ても目が合うように、猫の目をコーティングして軽い凹凸と艶をつけました。

選評:総合造形専攻 教授 多田 夏雄

普通の玄間である。猫が居る。しかも螺旋状の階段の登り口に。人の描写は無いのに猫の視線の先に人の気配を感じる。フラットな描写はマグリットの如き、静かで明るい不気味さを醸し出している。その中で猫だけが精緻な描写によって生きづき、聴き耳を立てている。時が止まった様な心地良い不気味さ、それは、この猫の魔法なのかもしれない…。そんなシュールな旅をこの絵は与えてくれる。これは完成された一つの芸術作品だと賞賛したい。

「芸術の双翼―共感と啓発のはざまに―」

林 明衣 さん

選評:総合造形専攻 教授 田中 久美子

形式的な観点では考慮すべき点はあるものの、「共感と啓発」という独自な観点から芸術の意義を論じている点は評価できる。「他者の視点」にも論点を広げている点にも好感を持てる。


イラスト部門

「我が色彩を宿らせる」

Ogimiya さん

「徒花」

湯川 禾子 さん

「リュック忘れた!」

小木 愛佳 さん

「泡沫の恋慕」

折笠 華琳 さん

「危険物にはご注意を」

ミナト さん

「ロッカー」

柴田 歩実 さん

「無邪気の後始末」

八九三 さん

「迷える子羊に救済を」

琥珀 さん

「旅の終わり」

田中 悠太 さん

「救済」

柏倉 史奈 さん

「二人きり、ゆうやけ結婚式。」

三月三月 さん

「中身を御覧ず」

黒南風 糸雨 さん

「昼下がり」

ゆのみ さん

「サターン」

五島 悠 さん

「夏の記憶」

rihito さん

「お人形あそび」

村田 理緒 さん

「描いて!」

わんだ さん

「心」

人見 心悠 さん

「憧れの」

白糖 さん

「カワイイに包まれて」

s さん

「白紫陽花」

木葉 さん

写真部門

「色の色彩」

平塚 歩澄 さん

「色褪せない物」

石井 悠貴 さん

「海の中で」

山﨑 乙都 さん

「レーテー:忘却の川」

麻生 才楽 さん

「桜に佇む、その時」

宮本 莉英 さん

「名残」

昊人 さん

「轟く一打」

木村 汰馳 さん

工芸クラフト部門

「春がきた!」

佐藤 生弥さん

「メンズスカートの制作」

高橋 司さん

「トコトコlike」

荒関 星奈 さん

短編マンガ部門

「今日からお友達!」

長瀨 真奈さん

「ギリギリアウト」

たきたき さん

「青春の音を奏でたい!」

鈴木 悠奈 さん

「ぼくの絵にっき!」

長沼 葵衣 さん

「お人形」

らい さん

「未来で出会った友人」

久保田 紗来 さん

「深夜の森の徘徊者」

デデドン さん

「白撃と黒盾」

野村 小怜 さん

アート部門

「目から鱗」

佐々 結萌 さん

「銀色の鳳凰」

関口 陸弥 さん

「Bizarreplants」

中道 夏帆 さん

「砂糖衣と静寂を纏う」

安齋翠理 さん

「憶いが絡まる日々」

山本 周矢 さん

「開花」

飯田 妃莉 さん

「踠き」

吉村 木杜 さん

「混ざりゆく」

石川 千尋 さん

「Log」

宮崎 なぎ さん

「高架下」

新島 くるみ さん

「蓮の花」

青木優奈 さん

「雪山」

村上 愛友恵 さん

「海外っぽい路地裏」

荻原 七海 さん

「たらこと私」

江藤 璃音

「虫唾が走る」

小川 実杜 さん

「花」

立松 娃維己 さん

「ウザイ」

若松 里桜 さん

エッセイ部門

「芸術とは。」

渋谷 薫子 さん

「Aporia的Eros」

中川 愛 さん

「多様性と救い」

北上にこ さん

「余白に宿るもの」

ざっこくまいまい さん


Before H2

スケジュール

After H2
DAY
サイト公開

応募要項、応募上の注意事項、スケジュールなど公開いたします。

DAY
応募フォーム公開

サイト上で応募フォームを公開します。応募フォームから情報、作品の提出をお願いします。

DAY
応募締切

7月7日23:59応募を締め切ります。

DAY
受賞者発表

8月3日中にサイト上で、受賞者を発表いたします。受賞者には追ってメールをお送りいたします。

DAY
表彰式(予定)

10月25日に表彰式を行います。トロフィー、賞状の授与、審査員による講評などを行います。(日程の変更などもございます。受賞者には追って連絡をいたします。)

Before H2

AWARD

After H2

最優秀賞

賞金5万円
&
文星芸術大学A特待(授業料84万円減免)
※大学1年次の授業料84万円を減免。
2025年度に行われる文星芸術大学 専願入試を受験することが条件になります。


優秀賞
【各部門1点 ※イラスト部門のみ2点】

Amazonギフトカード10,000円


奨励賞、入選
【数十点】

賞状


Before H2

各部門要項

After H2
Before H2

イラスト部門

After H2
Illustration
  • テーマ自由
  • 手描き、デジタルいずれも可
  • サイズ自由
  • タテヨコ自由
  • 手描きの場合は、スキャン(解像度300dpi程度)またはスマートフォンなどで撮影した写真データ
Before H2

写真部門

After H2
Photo
  • テーマ自由
  • サイズ自由
  • タテヨコ自由
  • 一枚写真、組写真(複数の写真を一枚にまとめたもの)いずれも可
Before H2

工芸クラフト部門

After H2
Craft
  • テーマ自由
  • サイズ自由
  • 自主制作に限らず、高校の授業で制作した作品も可
  • 作品の形状がわかるよう、複数の方向から写真を撮影をしてください(5枚まで)
Before H2

短編マンガ部門

After H2
Manga
  • テーマ自由
  • 1ページ以上のマンガ、4コママンガもOK
  • デジタル原稿の場合:サイズは商業誌用(B4)または同人誌用(A4)を目安に解像度は300dpi
  • アナログ(手描き)原稿の場合:スキャンして商業誌用(B4)または同人誌用(A4)を目安に解像度は300dpiでデータ化、またはスマートフォンなどで見やすく撮影した写真データにしてください
  • 複数ページの作品は、順番がわかるように各ファイル名を「題名+ページ番号」にしてください
Before H2

アート部門

After H2
Art
  • テーマ自由
  • 平面、立体問わず
  • 素材、形態自由
  • 作品の形状がわかるよう、複数の方向から写真を撮影をしてください(5枚まで)
Before H2

エッセイ部門

After H2
Essay
  • テーマ 「あなたにとって芸術とはなんですか?」 芸術は人類の誕生とともによりそい歩み続けてきました。そして、古来より「芸術」はさまざまに語られてきました。「芸術は経験より高尚な形の知識である」(アリストテレス)、 「芸術は悲しみと苦しみから生まれる」 (ピカソ)、 「芸術は人類進歩の機関のひとつである。人間はことばを通じて思想のうえで交わり、芸術の形象を通じて、現在のみならず、過去と未来のあらゆる人間と心持ちのうえで交わっている。」(トルストイ)など。現代に生きる私たち、そしてあなたにとって「芸術の意味」とは何か、あなたの経験なども交えて考えを述べて下さい。
  • 本文1200字以上
  • HPの引用元、参考文献がある場合は別紙に明記すること。
  • wordファイルまたはpdfファイルで送ってください。
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応募要項

After H2
  • 応募対象 高校生 ※ただし日本国内在住者に限る
  • 応募期間 2025年5月7日(水) 〜 7月 7日(月)23:59まで
  • 応募料 無料
  • 応募点数 1部門につき一人1点まで。
Before H2

応募上の注意

After H2
  • 応募作品はオリジナル、未発表のみ(2 次創作は不可)
  • AIツールの使用は不可です。
  • 応募作品を広報、SNS で使用する際の二次使用権は文星芸術大学に帰属します。
  • 第3者の有する著作・肖像・商標・意匠権などの権利を侵害するおそれのある作品は応募できません。
  • 作品で使用する素材(例えば映像作品に音や音楽素材等)については、効果音も含め全てオリジナル、 または著作権の問題をクリアにしたもののみ可とします。
  • 応募者の個人情報は本学において厳重に管理し正当な理由なく第3 者への開示、移譲、貸与は致しません。